岐阜分科会は、2022年1月16日(日) に岐阜駅にあるハートフルスクエアG研修室において、「生前整理をはじめよう~過去をみつめて未来をプランニング~」の講座を開催しました。

コロナウイルス第5波の蔓延が落ち着き、久しぶりに集合形式の講座が(万全の対策の上で)開催でき、岐阜分科会以外の中部支部からの参加も含め14名が受講しました。(当日欠席2名含む)

講師の水野久美子さん(株式会社グラシアス取締役:多治見市)は、清掃会社を経営されており、独居で亡くなられた方の「お片付け」のご経験から、家庭内には溢れるほどの物があるため(処分費100万円超も!)、「生前整理をして、残りの人生を明るく生きましょう」と提言してくださいました。

 

具体的には、①「物の整理」思い出の品は、みかん箱1箱で充分、②「心の整理」写真は、過去を振り返りながら整理してベストな30枚を厳選(残りはすべて処分)、思い出記録エンディングノートを作成(最終ページは遺影に使ってほしい自身の写真)、③「情報の整理」自分の好きなことを30項目書き出し、やり残しリストを作成し、やることリストとして行動に移しましょう、④身近な人に対して、「感謝」の気持ちは最後の時ではなく日々いつも伝えましょう、⑤エンディングノートは1度書いてみて、誕生日ごとに「見直し、修正」すればよい。終わりを書くと現在の行動が見えてくるとのこと。

私は、終活といえば、看取り・葬儀・お墓・相続等を考えることだと思っていたのですが、「自分の人生を振り返ること」が大切であることを学びました。岐阜市発行のエンディングノートも、第1章は「わたしのこと」となっています。そこで、書き始めてみたのですが、自分身のことなのに、進まないのです。今までの人生を、わずか数頁、みかん箱1箱、写真30枚にするために、自分は何を大切にして生きてきたかという価値観の棚卸しが必要なのだと感じました。大切なことを教えていただきましたので、時間はかかりそうですが、少しずつ取り組みたいと思います。

岐阜分科会 佐久間 尚子