2021年度第6回定例会の講演会は、3月13日(日)Zoomにて食品開発プロデューサーの白瀬まゆ美様を講師にお招きし、「美味しく楽しい食品ロス対策」と題して、食品開発のお立場から、食品ロス対策につながる様々なご提言をいただきました。私たちの地元である静岡産の食材を利用して、従来の利用法との差異を付けて、食品に新たな価値を加え、利用価値を高め、食品ロスを減らす手法と理解しました。これは食品開発の発想力もそうですが、様々な食品コンテストに応募し、賞を獲得することでさらに付加価値を付けるという、白瀬様の営業力、プロデュース力の賜物と敬服いたします。

また、ホテルのバイキング朝食メニューの種類を絞って食品ロスを減らす・農家が捨てていたセロリの外葉を活用し商品とする・長期貯蔵した酒粕や規格外のブランド品種イチゴの利用等、いままで当然に廃棄されてきた食材に新しい価値を付けて利用することで食品ロスは減り、食生活の精神的な豊かさを再発見できるものと感じます。

白瀬様の問題意識のとおり、工夫しながら・楽しみながら食品開発がなされ、食品ロス対策ができれば、美味しいものを食べたいという欲求を満たすこととは別に、さらに新しい食生活の価値が生まれていると感じます。

講演レジュメ資料を参考に個人的に実践したい食費ロス対策をピックアップしてみました。

静岡分科会 北原 稔