今回で、3年連続3回目となる「NACS標準化セミナーin中部大学」を令和3年7月1日に開催しました。

コロナ禍が続くなか、大学の授業方法に合わせて、全てオンラインでのセミナーとなりました。

今回のセミナーは、令和3年度経済産業省委託事業として、中部大学・名古屋市・NACS中部支部のコラボ企画として開催しました。

セミナーのテーマは、「もっと安全で便利な暮らしについて考えよう」でした。ねらいは、「標準化について学んできた幅広い知識を活用し、グループワークで更に理解を深め、標準化の重要性・必要性を学ぶ」ことと「消費者視点による標準化のたね探し、標準化することによる課題解決方法と期待される効果を検討する」ことの2点でした。

対象者は、中部大学経営情報学部で「環境マネジメント」カリキュラムを受講する
3年生中心の40名でした。

NACS中部支部から、ファシリテーター兼コメンテーターとして6名の会員が参加しました。

セミナーは、7月1日(木)11時15分から12時45分の90分で開催しました。プログラムは次の通りでした。

☆第1部 ……… 講義

  • 「消費者と標準化の関係について」「今回のセミナーの意義」    講師:中部大学 伊藤准教授
  • 「名古屋市におけるエシカル消費の普及・啓発事業について」  講師:名古屋市消費生活課 黒川主査
  • 「もっと安全で便利な暮らしについて考えよう」                       講師:NACS 西田 担当

☆第2部 ……… グループワーク

① 「標準化のタネ探しと解決策について」                    ファシリテーター: NACS会員6名

② 「グループ代表発表分の内容ブラッシュアップと発表内容の作成」

☆第3部 ……… グループ発表とコメント及び評価                     コメンテーター  : NACS会員6名

① 各グループからの発表とコメント(7グループ)、総評、評価投票、評価投票集計結果発表など

グループワークには、NACSから参加した6名が、ファシリテーターとして各グループの討議に加わり、「標準化のたねと課題解決方法」について積極的な討議がなされました。発表内容は、コロナ禍での対応策や新しい生活様式への対応などの新しい視点に合致した内容でした。例えば「高齢者向けのキーボードの開発」「EV車のスタンド改善」「スポーツ施設の感染症対策」「車いすスロープの改善」など、すぐにでも導入すべきだと考えられる内容でした。
(報告:事業委員会 西田敏明)
【オンラインによるNACSのPC画像】       【オンラインによる名古屋市のPC画像】