消費生活に関するわが国最大の専門家団体 公益社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会 NACS(ナックス)

事業委員会

 平成27年度は、支部恒例の企業見学会では本部事業の(一財)産業人材研修センター事業の一企画として開催すると共に、(一財)日本産業協会事業として消費生活アドバイザー制度説明会を実施しましたので報告いたします。

1.企業見学会「介助犬総合訓練センター~シンシアの丘~」 (9月12日開催)

 例年、愛知県近隣で実施している見学会では、消費者にとって身近な食品関係が主でしたが、平成27年度は(一財)食品産業センター「HACCPセミナー」の工場見学会が計画していたこともあり、趣を変えた見学先を選定しました。
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 〔これまでの見学会〕
  平成24年 ミツカン「酢の里」と中埜酒造「國盛酒の文化館」
  平成25年 水産卸「中部魚錠株式会社」
  平成26年 イチビキ「味噌の館」、中部電力浜岡原子力発電所

 平成21年5月に全国で初めて開所された「介助犬総合訓練センター~シンシアの丘~」は長久手市にあります。介助犬の存在を全国に広め身体障害者補助犬法制定のきっかけとなった介助犬「シンシア」の名前を冠した日本介助犬協会の施設です。 身体障害者補助犬法に既定される犬には「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」があり、盲導犬は広く周知されているものの、介助犬の存在については、あまり知られていないようです。
介助犬とは、手足の不自由な方を手助けするために特別な訓練を受けた犬です。その役割は日常生活の動作を助ける、例えば冷蔵庫から飲み物を取り出してくる、携帯電話を探して持ってくるなど生活シーンで頻繁に発生する場面で活躍します。更に、介助犬使用者の心までも、しっかりと支えている大切なパートナーでもあります。身体障害者の方が社会参加するために大きな力になる存在なのです。
 今回の見学では生活者を助ける介助犬の訓練施設を見学し、介助犬の役割や接し方などの知識を深めることができたと思います。また身体障害者に対し、我々ができることは何かを考える良い機会であったと思いました。

2.消費生活アドバイザー資格制度説明会(2月26日開催)

 消費生活アドバイザー制度は、「消費者と企業並びに行政との架け橋となる人材」の育成を目的に昭和55年に誕生し35年目を迎えました。この間に多くの消費者関連法の制定・改正や消費者庁設立など、消費者を取り巻く環境は大きく変化し、資格の役割も変わろうとしています。
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 このような社会環境の変化を踏まえて、 第一部では、日本産業協会高尾専務理事から、平成28年度から始まる「相談員資格試験」と消費生活アドバイザー試験との関係がどうなるのか、資格の位置付けや試験内容の変更点等についてご説明を頂きました。
平成28年度の消費生活アドバイザー試験では相談員資格試験を兼ねた試験となり、合格すると両方の資格を取得できることになるということでした。詳しくは日本産業協会ホームページでご確認をお願いいたします。

 第二部では、椙山女学園大学の東珠実教授から、消費者市民社会の意味とその実現のための消費者の役割、企業の役割について、消費者を取り巻く社会環境の変遷を踏まえつつ、順序立てたご説明を頂きました。ご説明の中で、先生ご自身で集められた倫理的消費(エシカル消費)に配慮した商品写真を数多く挙げて頂き、私たちが社会から期待されている消費活動とはどういうことなのか、具体的な行動のイメージを持つきっかけにすることができたのではと感じました。

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