消費生活に関するわが国最大の専門家団体 公益社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会 NACS(ナックス)

研修委員会

2022 年度におきましては3 回の支部研修会を実施いたしました。うち2 回は3 年ぶりに対面形式で
開催することができました。

(1)第1回研修会「ハラスメント(人権侵害)の問題点と対策」(参加者数:13名)

2022 年7 月30 日(土)14:00~15:30、なごや人権啓発センター研修室にて、NACS 会員で弁護士、中小企業診断士をはじめ数々の資格を保有する井上洋一氏を講師にお招きし、カスタマーハラスメントの問題点と対策についてお話しいただきました。法的問題についての解説に加え、具体的な事例の紹介とロールプレイングにより、対処法についても実践的に学ぶことができました。参加者からは「実際の事例を紹介していただき、効果的な対処法は相手のタイプによって異なるということがよく理解できた」「ロールプレイングの実演もあり、対面研修ならではのよさをあらためて感じた」などの感想が寄せられました。

(2)第2回研修会「衣服の着心地-科学的視点から-」(参加者数:35 名)

2022 年9 月10 日(土)14:00~16:00、Zoom を利用したオンライン開催にて、講師に名古屋文化短期大学学長、医学博士の成瀬正春氏をお招きし、科学的なエビデンスに基づいた衣服の快適性についてお話をうかがいました。参加者からは「衣服素材の最新の機能について学ぶことができて大変参考になった」「暑さ寒さを感じるメカニズム、衣服の保温力指標など新たな知識を得ることができた」「衣服の着心地の数値的評価など科学的な説明に説得力があった」などの感想が寄せられました。成瀬氏には、事前に募集した質問にも丁寧にお答えいただき、聴講者の理解の深化につながりました。

(3)第3回研修会「食品の安全性」(参加者数:16名)

2022 年10 月1 日(土)14:00~15:30、アイリス愛知にて、講師に元愛知県衛生研究所衛生化学部長、薬学博士で、現在は複数の大学で講師を務められる猪飼誉友氏をお招きし、食品の安全性について、農薬や環境汚染物質、遺伝子組み換えとゲノム編集、輸入食品など、多岐にわたりお話をうかがいました。講義後は活発な質疑応答が行われ、和気あいあいとした雰囲気が印象に残りました。参加者からは「食品の安全について、消費者が知りたい事柄について適切に取り上げていただき、分かりやすく解説していただけた」「食品の安全に関する現在の問題点を提示していただき、問題意識を持つことができた」などの感想が寄せられました。

2023 年度は更に多くの方にご参加いただけるよう、時事的なテーマの研修会を実施したいと考えております。研修会の充実に向けて、忌憚のないご意見、ご要望を研修委員会までお寄せくださいますようお願い申し上げます。
研修委員会への連絡先:kenshuu@nacs.or.jp/chuubu

(本部事業)学校教育

<2022年度実績>
NACS では本部事業として「学校への講師派遣事業」を行っています。中部支部でも講座の実施を目標としていましたが、残念ながら2022 年度は実施することができませんでした。

<2023年度実施計画>
本部から割り当てられる講座実施目標数は未定です。2023 年度、アフターコロナにおいては、複数のアプローチでの学校教育への対応が求められることが予想されます。あらゆる状況の想定を踏まえ、特にオンラインの対応へのニーズにも応えるべく、引き続きオンライン教材の利用の促進に努め
てまいります。また一方で、若者への消費者教育の実施の担い手を確保していく事も重要かと考えます。様々なキャリアをお持ちの会員の皆様から、積極的に講師としての活動機会に手をあげていただき、NACS ならではの消費者教育を展開していただきたいと思っております。その為に講座の見学等も可能な限り実施できればと考えます。

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